兵法書というのは、過去の戦いを元に敵の心理や状況に応じての人の動き方が書かれており、元祖心理学書とも私は考えておりますが、そのなかでも人を見抜く方法として有名なものに「六韜」と呼べれるものがあります。
これは、裏切りや謀略がはびこる戦乱の時代においてとても重要であった「人を見抜く方法」について書かれた兵法書です。
これを学んで、人間の判断に生かしてみてはいかがでしょうか。
兵法書 六韜
第一に質問をしてみて、返答の内容で判断する。
第二に問い詰めてみてどんな反応をするかで判断をする。
第三にスパイ(協力者)を使って裏切りを誘い、誠意を確かめる。
第四に表面からずけずけ訪ねてみて人柄を観察する。
第五に財貨を管理させて、どの程度清廉であるか観察する。
第六に異性を近づけてみて、どの程度貞節であるか観察する。
第七に任務を与えてみて、どの程度勇気があるかを観察する。
第八に酒を飲ませてみて、その酔い方を観察する。
まとめ
人間の本性とはわからないものですが、ここまでして人を信じれないのも現代社会では問題のように感じますね。戦乱の時代であれば、命がかかっていますので、ここまでの慎重さは必要かと思いますが。
もし、大切な人が心配であれば、悩んでいるより、自分から確認してみるもいいかもしれません。
今回は兵法書 六韜の雑学でした。
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